巡り巡る
想いはたくさんあったけれど、何よりまず彼らの顔を見て、声を聞きたいと思った。色々考えるならそれからだと。
長いことオタクをやっていると悲しいかな、程度の差異はあれどこういう場面に遭遇することはままある。しかしながら、48の頃に鍛えられまくって耐性はつきましたが慣れることはないな~こういうのは。心がざわざわしてしまう。
とはいえ思っていた以上に俯瞰でこの状況を見ていました。今までさまざまな人(および団体)のさまざまな対応を見てきたけれど、彼らの場合はどうなるのだろう、と。
お誂え向きに翌日には生パフォーマンスが控えている。
こういう言い方をすると不謹慎と取られるかもしれませんが、いつもとは違う条件でどんなパフォーマンスをするのか、楽しみにしていた気持ちも少なからずありました。
ハードルを下げるとか、いい感じにうまくやるなんて狡猾さは選択肢として存在しないんだろうな彼らには。そもそも。
彼らの生真面目さ泥臭さはこれまでの姿を通して感じていたつもりではいたけれど、つつがなく過ごしていれば改めてここまで実感することもなかったのかな、と思うのも皮肉ですが。それくらい彼ら自身が全面に出た潔いパフォーマンスだった。
誠心誠意なんてともすれば陳腐だし、その大小は受け取る側の尺度でしか測れないけれど、少なくとも私には、彼らのパフォーマンスのそこかしこにそれが溢れているように感じられた。
馴れ初めなんて思い出すこともなかったけれど、これが出来る経験をしてきた人たちだからだ、好きになったのは。
彼ら、もしくは私が好きでいる人たちについて好ましいなと感じる共通点はゆかしく好戦的なところ。実直だけれど卑屈でないのはとても美しいと思う。
古臭いと揶揄されようがどこまでも泥臭く這いずり回ることで作ってきた道なので、転んで泥だらけになるくらい厭わない。一途であることは何にもかっこ悪くない。そういう彼らの矜持は揺るがないのだというところを見せてくれたと思う。
内容については見ていないので細かいことは言えない。
いつかの記事でも似たようなことを書いたけれど、私のアイドルに対する観念は信仰のようなものなので、すべてを知りたいなんて全く思わない(むしろ何もわからない存在であってほしい)し、応援しているからって何かにつけて意見する権利が当然のものだとも思わない。
思わないけれど、だからって擁護するつもりもさらさらない。信じてずっと待っているなんて盲目的なきれいごとは言わない。反省すべき点は生まれ変わるつもりで猛省してほしい。言ってくれましたよね、簡単な道を行くつもりはないって。
厳しく言っているわけではなくて、味方が毅然としていなければ帰るべき場所だってなくなってしまうので。
こちらだって腹をくくってその場所を温めていきますよ、という所存です。
何だかまたクソデカ感情が爆発しちゃったな……。
エンターテイメント、なにより健康があってこそとまざまざと教えられる昨今ですから、みんな穏やかに健やかに生きていてください。心より願っています。
それを踏まえて、
オタクへ
インターネットにマジになるな
ツイッターやめろ
よく食って風呂入って良く寝ろ
オタクより