運命は自分で

素のまんまで解禁された「ナミダの海を越えて行け」、かっこいいけれどめちゃくちゃアイドルソングだ……といてもたってもいられずブログに来てしまいました。
以下に綴るのはただのオタクのただのクソデカ感情であり、音楽関係の知識があるとかでは全くありません。ご存知かとは思いますが……。オタクの体感です。

 

楽曲を聴いて真っ先に浮かんだのは女性アイドルグループ、特に初期のももクロです。 

Snow Manもしかり、根底に努力友情勝利的なド根性が覗くグループの自分たちのことを歌っている楽曲というのは非常にエモーショナルです。

どの楽曲もきっとアイドルと共に育っていくのだろうと思いますが、こういう楽曲が少し先の未来で経験を積んで大人になった彼、彼女らに歌われる日というのはいわゆるエモいのではないかなあと思います。

 

ただ何でもかんでも「エモい」に集約してしまうのも良くないとは思ってはおります。思わず言ってしまいましたが……。

ではそのつい濫用しがちな「エモい」を具体的にいうとどういうことなのかというと、「等身大の記憶」だと私は思っています。

フレッシュなアイドルが歌う「エモい」楽曲というのは、キミとボクの関係、家族にも言えない悩み、友情であったりと、そのほとんどは小中高「学生時代」の青春が背景に見えていて、それを彼、彼女らが等身大に歌うところから、見る側としてはエモーショナルなものを受け取るように思います。

 

ではSnow Manの場合はどうか?

ここをわざわざ見てくださるような方は経歴については当然ご存知かとは思います。
今年デビューの新人でありながら、学生時代、そして20代の大半を多々経歴はあれどグループに費やしてきたような人がほとんど。

彼らにも学生時代の青春の思い出というのは様々あったでしょう。そして進行形の子も。

ただ「アイドルとして」ということならば、めちゃくちゃ香ばしいことをあえて言ってしまいますが、ようやくスタート地点から走り始めた今こそ彼らにとって青春なのだと思います。

今の等身大を今の彼らが歌っている。
それってとても「らしい」なって思ってしまう。

デビューしたてにしては安定感がありながらこの「エモさ」を打ち出せるのは、やはりそのキャリアがあってこそなので、とても貴重な存在なのではないかなあ、と贔屓目込みで思っています。

 

過去記事でも言った記憶はありますが、アイドルが泥臭さとか一生懸命とかを見せるのはともすれば格好悪いことなのかもしれない。わたしも、アイドルの本当を知りたいならもっと表面だけを見ていたい・見てほしい、と思うことも多々あります。

でも私が好きになったSnow Manは、小細工をしたり体裁を繕うとかいう考えはそもそもなくて、小手先ではなく誠実で実直で前向きで諦めが悪くて、何より優しい9人です。楽な道を行くつもりはないと言ってくれるのなら、どこまでも一緒に泥かいて這いずり回る所存です。(しつこい気もしますがサビなのでご容赦ください……)

というオタクのクソデカ感情を前提にすると、「ナミダの海を越えて行け」というのは「おれがかんがえたさいきょうのSnow Man」が詰まった楽曲だと胸を熱くせずにはいられないのです。

 

 

そしていちばんわかりやすいのが、歌詞等は抜きにした楽曲の構成。

 

オレンジノート

オレンジノート

  • provided courtesy of iTunes
コノウタ

コノウタ

  • provided courtesy of iTunes
走れ!

走れ!

  • provided courtesy of iTunes

 

とっつきやすいポップな自己紹介的Aメロ→メロディアスでハイトーン、ラップ要素を含む言葉数多めなBメロ→疾走感のある盛大なサビ、と「ナミダの〜」について解禁されていたのはここまでですが、ももクロを例に挙げると2サビまで行ったらその次にラップ→アコースティックのシンプルなトラックで歌声が生きる落ちサビ→転調した大サビ、というアイドル王道進行が続いても何ら不思議ではないくらい、楽曲という面から見てもガチのアイドルソングだと思っています。

1番はSnow Man楽曲の象徴としてメインボーカルとエースの歌声が印象的な作りになっていますが、2番はどうくるか……とソワソワ……。
その筋のオタクだったらMIXもケチャも打ってたしPPPHじゃなくてオーイングやってたな……。(厄介)

が、冒頭ラウの「Well done」も初っ端から盛り上がりポイントでありながら、そのトーンからただのアイドルソングでは終わらせないぞと言うチームの気概も感じています。オタクが勝手に。

そしてこれ、もしかしたら数年後のコンサートのアンコールに生バンドで披露される未来もあるんじゃないだろうか?と思ってしまうほどトラックにRockっぽい要素も含んでいるし……などなど、いつかの未来に妄想が尽きないのです。

 

こんな前向きな気持ちばかりが溢れてきて、彼らと一緒に行く未来はどこまでも明るいなんて思える今、最高にアイドルを好きでいるなあと実感できる日々です。